有益かつ圧倒的な情報を提供するWeb/SNS集

「最近のインターネットは、なんだかつまらない・・・」そう感じたことは無いだろうか? 情報量はかつてよりも圧倒的に増えたが、1つ1つの情報量が少なく、次から次へと流れる質の悪い情報を処理するだけで、時間があっという間に過ぎてしまう。

また、Twitterや掲示板で繰り広げられる不毛な議論や、一個人や団体への集団での言論攻撃は、人間のもっとも醜い部分が露呈し、まるで中世の魔女狩りを彷彿とさせる。

ニュースサイト、Twitter、Facebook、2ちゃんねるまとめ、どこを見ても質の悪い情報ばかりで面白みがなく、インターネットはすでにテレビ番組(NHKを除く)のような退屈さである。ネット利用者層の大半がPCからスマートフォンへと変化し、「隙間時間」に簡潔にまとまった情報を消費するという時代となったため、仕方がないのかもしれない。


私もかつては、一日中「2ちゃんねるまとめサイト」「カラパイア」「GIGAZINE」「TABILABO」などのブログを巡り読んでいたことがあったが、やがて深みの無い情報に満足できなくなり、専門書を中心とした読書に切り替えてしまった。

しかし、極稀に専門書以上に圧倒的な情報量を誇るサイトを発掘し、何時間もかけて1つ1つのコンテンツをむさぼり読んでいた時期があった。そこで今回は、読書家でも満足して味わうことができる、質の高いWEBサイト(基本無料)を紹介することにする。



われわれはどこから来て、どこへ行こうとしているのか そして、われわれは何者か
  URL:http://www.s-yamaga.jp/nanimono/nanimono-hyoushi.htm

説明:元高校の地学教師である山賀進さんが、宇宙・地球・生命・人類・物理・数学について包括的にまとめたサイト。このサイトはベレ出版社より、「一冊で読む 地球の歴史としくみ」というタイトルで書籍化されており、一部の大学で教科書として利用している。


NHK高校講座
URL:http://www.nhk.or.jp/kokokoza/

説明:NHK学園高等学校用の教材として利用されているWEB講座。歴史、物理、科学、数学、現代文、英語、簿記、など高校で履修する科目を動画、テキスト、音声にて学ぶことができる。

 

自宅で学ぶ高校生物/化学
URL:http://manabu-biology.com/
URL: manabu-chemistry.com
説明:高校レベルの生物学、化学をイラストや動画を交えて包括的にまとめたサイト。学生のみならず、雑学として生命の神秘を理解するのにも非常に役に立つ。



 中学/高校数学の基本問題
 URL:http://www.geisya.or.jp/~mwm48961/koukou/index_m.htm

説明:中学/高校の「数学」「英語」から「電磁気学」「プログラミング」までを網羅した学習サイト。学生の復習や独学にきっと役立つだろう


世界史の窓
URL:https://www.y-history.net/index.html

説明:世界史の問題集や用語集を集めたサイト。学習用サイトであるために、テキストとして利用するのは難しいが、用語集については利便性が高い。



 数学:物理を学び楽しむために
URL:http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/mathbook/

説明: 学習院大学理学部の田崎晴明氏が、物理学を学ぶ学生のために公開した、大学数学の入門マニュアル。WEBの内容は出版される予定だが、その場合でも無料公開は続けるとのこと。


 BeneDict 地球歴史館
 URL: http://benedict.co.jp/smalltalk/

説明:パソコン用CG教育ソフトウェア「ガイアチャンネル」を発売するBeneDictのホームページ。1コーナーである「週刊スモールトーク」では、「歴史 人物 戦争 科学 終末 経済 社会 思想」などのジャンルにおいて週刊コラムを掲載している。膨大な知識をもとに解説されるコラムは、時事情報であっても色褪せない。


松岡正剛の千夜千冊
URL:https://1000ya.isis.ne.jp/top/

説明:立花隆と並ぶ「知の巨人」として知られている松岡正剛が立ち上げた書評サイト。「1人の著者につき1冊しか紹介しない」というルールを掲げているが、1つの本を紹介するのにあたり、関連本や他ジャンルの知識が組み込まれている。松岡は膨大な情報を統合する「編集工学」という概念を提唱し、本サイトの中でそれを実践している。


ヘブライの館
URL :http://hexagon.inri.client.jp/floorA0F/_floorA0F.html

説明: 軍需産業、フリーメーソン、ロスチャイルド、ロックフェラー、権力構造から日ユ同祖論まで、ユダヤ人を中心に、古今東西の陰謀論を紹介したサイト。紹介されている理論は怪しいものばかりだが、参考文献などは情報源として非常に役に立つ。



格差脱出研究所
URL:https://finalrich.com/

説明:経済格差と教育格差をテーマに、「資本主義の不都合な真実」を紹介するサイト。株式投資、FX、仮想通貨なども紹介しているが、各種業者のサイトへ誘導している点については注意が必要だ。しかし、いずれの情報も知っておいて損はないはずだ。


ダークネス/ブラックアジア :鈴木傾城
URL:https://bllackz.com/
URL:https://blackasia.net/

説明:日本ではあまり知られることのない貧困地域の実態、経済崩壊に陥った国家で何が起きたか・・・。テレビやネットでもあまり出回ることのない「闇経済・ドラッ●・貧困●春」など、世界の裏側の情報が掲載されている。綺麗事では済まされない世界の実態が記されているが、管理者の政治思想が右翼寄りなので注意が必要。



WIRED
URL:https://wired.jp/

説明:1993年にアメリカで創刊された雑誌のWEB版。最新のテクノロジーをファッショナブルに取り上げ、来るべき未来世界の予想図を一般人向けに紹介している。「ロングテール」という用語を生み出したことでも知られているが、日本語版の雑誌編集長とアメリカ本社との争いにより廃刊となった。(以前はWIREDVISONというサイト名で、そちらのデザインの方が個人的には好きだった)



フォーリン・アフェアーズ・リポート
URL:https://www.foreignaffairsj.co.jp/

1922年9月創刊。外交・国際政治関係の雑誌として最も権威があるとされており、第二次世界大戦後に発表され、ジョージ・F・ケナン『X論文』、サミュエル・P・ハンティントンの『文明の衝突』など、その時代を代表する外交・国際政治や国際経済に関する論文が発表される場として度々選ばれるなど、世界的影響力をもつとされる。

冷戦後には、政治・外交・軍事に加えて、感染症、経済、金融などのトランスナショナルなテーマも数多く取り上げられるようになった。2006年に政府や実業界、教育分野などアメリカの指導者層に当たる人々を対象に、メディアの影響度を調べた世論調査で「もっとも影響力のあるメディア」の首位に選ばれている。

過去に12人のアメリカの国務長官が論文を寄稿している他、各国の元首クラスや閣僚、学者や財界人など多数が寄稿している。

※サイト上では一部しか論文は掲載されていないため、定期購読やAmazonなどでバックナンバーを購入する必要があるが、その価値は十分にある。


哲学ニュース
URL:http://blog.livedoor.jp/nwknews/

説明:科学、哲学、オカルト、日常、雑学、歴史、映画、などあらゆるジャンルに渡って2ちゃんねるのスレッドをまとめたサイト。どれも知的好奇心を擽ぐる内容ばかりだが、明確な情報源が記されていない3次情報4次情報が中心で、自分で真偽を検証する必要がある。コメント欄においても、興味深い新情報が掲載されいてるため、ランダムな情報源として役に立つ。



金融日記
URL:http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/
URL:https://twitter.com/kazu_fujisawa

説明:「僕は愛を証明しようと思う」「外資系金融の終わり」などで知られる藤沢数希氏の公式ブログ。週刊メルマガについては、「恋愛工学」という女性と効率的にセックスを行う手法を紹介しているが、ブログやTwitterにおいては、金融や経済、教育に関する投稿を行なっており、紹介されている参考文献は実践的な経済学を習得するのに役に立つ。

 

Twitterアカウント:あまん
URL:https://twitter.com/buddhobhagavan

説明:グルメ、ガジェット、ライフハック、統計情報、行動心理学など、あまり知られていないが役に立つ情報を紹介するアカウント。彼の投稿は高確率でバズっており、需要のある質の高い情報を選別する能力はピカイチ。質の低いニュースを乱発するアカウントが多い中で、彼のアカウントをフォローしておいて損はない。



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